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【シーズン5公開】ハイセンスな僕が選ぶ「ブラック・ミラー」オススメエピソード5選【ランキング】

面白いと話題のNetflixオリジナルドラマ「ブラック・ミラー」のオススメエピソードをランキング形式でまとめました。

「ブラック・ミラー」は海外ドラマというくくりですが、1話1話が全く別の物語なので、例えばシーズン2のエピソード3をいきなり観たとしても、なんの問題もありません。世にも奇妙な物語の海外ドラマ版だと思ってください。登場人物や役者など、エピソードによって全く異なるのです。共通しているのはどのエピソードも近未来が舞台となっており、最新のテクノロジーが予想もつかない結果につながる、ということぐらいです。

ほとんど短い映画のような感じなので「映画は好きだけど海外ドラマはちょっとね」という方にもオススメです。バットエンドが多いので「は?物語はハッピーエンドしか受け付けねーよ!」という方には合わないと思います。 暴力的な表現や性的な表現なども多いので観る人を選びます。

1つのエピソードは1時間程度です。現在はシーズン5までの全18エピソードが公開させているので、全て観たとしても20時間程度でしょう。とはいえ、そんな時間なんてないという人が大半でしょうから、このランキングの気になったエピソードを観て、面白いと感じたら他のエピソードを観ることをオススメします。 


ブラック・ミラー <シーズン3> 予告編 - Netflix [HD] 

 

『ブラック・ミラー』もランクインしている海外ドラマランキングはこちら。

www.jenik29.com

 

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5位:シーズン3 エピソード1「ランク社会」

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SNSの評価が現実世界での評価に直結してしまう世界が描かれているのが、この「ランク社会」というエピソード。

評価が一定以上になると航空会社や不動産会社などのサービスも優遇され、一定以下になると冷遇されてしまう。その為、この世界の人々は高評価をもらうにはどうしたらいいか、低評価をもらわない為にはどうしたらいいかと、他人の顔色を伺って生きている。口角を上げただけの作り笑いをしていたり、お互いに高評価を送り合ったりしている様子は面白い。

SNSの評価を気にして自分を過剰に演出している人や、友人同士で本当は少しも良いと思っていない投稿に「いいね」を送っている人などは、この「ランク社会」というエピソードはより身近に感じると思うし、皮肉が利いていて面白いと感じるはず。筆者もその一人。共感できるからこそ、辛い現実を突きつけられるシーンなんかは目を覆いたくなる。エンディングは「ブラック・ミラー」の中ではまだ救いがある方。SNSがここまで現実世界に及ぼす影響力が大きくならないことを願います。

【あらすじ】

SNSでの評価が日々の生活を支配する世の中で、何とか星の数を増やしたいレイシー。セレブな結婚式に招待され、点数を稼げると有頂天になるが…。

出典元:https://www.netflix.com/browse

 

4位:シーズン2エピソード1「ずっと側にいて」

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亡くなった人間が生前SNSに書き込んだ内容や、書いていたメールの文章を学習したAIが、亡くなった人の代わりに、まるで亡くなった人が生きているかのように、メールの返信をしてくれるというサービスがある世界が描かれているのがこの「ずっと側にいて」というエピソード。

要するにAIに亡くなった人を演じさせるわけなのだけれど、最初の内はまるで生きているみたいだと喜んでいた主人公が、どんどんと本人との違いに気づいていく様子が切ない。「やめて」と言われたらAIは絶対にやめてしまう、など。特にエンディングにかけては、AIやこのサービスについての限界について考えさせられる。

このエピソードもメールやLINEの返信ぐらいなら本当に今でも作ることができるのではないかと思わせられるリアリティがある。Twitterでみかける著名人を模した「bot」も将来このような感じになるのかもしれません。もしもこのサービスが実現したとしても、自分が死んだ時には利用しないでほしい。

【あらすじ】

恋人を事故で失ったマーサは友人に死人と通信できるソフトをすすめられる。不謹慎だと思いつつ、失くした恋人と疑似体験できるソフトにはまっていく。

出典元:https://www.netflix.com/browse

 

3位:シーズン3 エピソード4「サン・ジュニペロ」

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「サン・ジュニペロ」という仮想世界が存在する世界が描かれているのがこの「サン・ジュニペロ」というエピソード。

内気なヨーキーと社交的なケリーが「サン・ジュニペロ」という世界の中で惹かれあっていく様子は見ていて微笑ましい。この2人の主人公がとにかく魅力的。「愛」が詰まったエピソード。この世界かどんな世界なのかということがわかってくる中盤からエンディングにかけては色々と考えさせられる。特にエンディング。とにかく全てが美しい物語。 

第69回エミー賞でテレビムービー作品賞と脚本賞を受賞したエピソードで、ファンも多いこのエピソード。1本の映画として成立してもおかしくないくらいキャラクターや世界観が作り込まれていて、本当に見応えがある。このエピソード単独のサウンドトラックが発売されるくらい音楽も素晴らしい。このエピソードだけは他のエピソードのような「ブラックさ」がないので万人にオススメ。

【あらすじ】

1987年、とある海辺の街で知り合った内気なヨーキーと社交的なケリー。狂おしいほど惹かれ合った2人は、時間も場所も超えて互いを求めるが…。

出典元:https://www.netflix.com/browse

 

2位:シーズン2 エピソード4「ホワイト・クリスマス」

f:id:JENIK:20190525102710p:plain全ての人間の脳に視界に入ってくる情報や聞こえてくる情報を制限したり、他者に送信したりすることが可能となる「ゼットアイ」と呼ばれるテクノロジーが埋め込まれた世界が舞台となっているのがこの「ホワイト・クリスマス」というエピソード。

他にも自分の意識を複製した人格を端末にインストールして、AIアシスタントとして利用するテクノロジーが出てきたりと、このエピソードの中で、またさらにお話がいくつもあり、本来ならその個別のお話だけでまた別のエピソードを作れるぐらいテクノロジーやアイディアを体感できる内容の濃い、贅沢なエピソード。

それらのいくつもあるお話の中で散りばめた伏線を回収しながら迎えるエンディングは秀逸でよくできている。後味の悪い、恐ろしいエンディングはブラック・ミラーならでは。ブラック・ミラーとはどんなドラマなのかを知りたければこのエピソードを観ることをオススメします。

【あらすじ】

里離れた極寒の地でクリスマスを祝う2人の男は、先端技術にまつわる自らの不幸話を語り始める。2人が語った3つの物語が繋がった時、ある事実が明らかに…。

出典元:https://www.netflix.com/browse

 

1位:シーズン3 エピソード2「拡張現実ゲーム」

f:id:JENIK:20190504032233p:plain首に付けるだけで眼にはリアルの世界とバーチャルな世界が混合した映像が映し出されるAR(拡張現実)を利用したゲームのある世界が舞台となっているのがこの「拡張現実ゲーム」というエピソード。

映し出される映像はリアルなのかバーチャルなのか。どこからが現実でどこからが非現実なのかがわからなくなる怖さを味わうことができる。自分ならと考えると怖すぎる。しかも記憶からプレイヤーが怖いと感じるものを映し出すというのだから、より怖い。数あるエピソードの中でもホラー要素が強いエピソード。その辺のホラー映画よりも良くできている。

予想のできないラストには驚かされた。日本人が出てくる関係でカタコトの日本語が使われるシーンだけは笑える。個人的にはダントツで1番面白かったエピソード。ホラー要素が強いので人を選びそうだけれど、本当に面白かった。

【あらすじ】

海外旅行中に金欠になり、高額報酬につられて開発中ゲームのテストに参加するクーパー。リアル過ぎるバーチャルな世界が、耐え難い恐怖に変わる…。

出典元:https://www.netflix.com/browse

f:id:JENIK:20190421055906p:plain以上がハイセンスな僕が選ぶ「ブラック・ミラー」オススメエピソード5選となります。

シーズン2とシーズン3からのみの選出となってしまいましたが、シーズン1とシーズン4、シーズン5がつまらないというわけではありません。ここで選ばれていないエピソードも設定が面白く、見応えはありますので、この5つを観て気に入ったのであれば、他のエピソードも観てみてください。

また、このシリーズとは別に「ブラック・ミラー バンダースナッチ」というブラックミラーの映画版も配信されていますので、そちらも是非。面白い仕掛けがあり、まるで「ブラック・ミラー」の世界に入り込んだかのような体験をすることができます。


『ブラック・ミラー: バンダースナッチ』特別映像 - Netflix [HD]