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【ネタバレなし】森博嗣『目薬αで殺菌します』読了【感想】

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あらすじ

関西で発見された劇物入りの目薬の名には「α」の文字が。同じ頃、加部谷恵美が発見した変死体が握り締めていたのもやはり目薬「α」! 探偵・赤柳初朗は調査を始めるが、事件の背後にはまたも謎のプロジェクトが? ギリシャ文字「α」は「φ」から連なる展開を意味しているのか? Gシリーズ第7作!

出典元:https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000206153

 

感想

本作も前作に続いて加部谷が可愛らしかった。最初の頃はあまり魅力的なキャラクターではないように感じていたのだけれど、最近は割と好き。そして、まさかそっちだとは思わなかった。どうしてとっちなのだろうという理由が気になる。今までそんな描写あったかな、と少しだけ過去作を読み返してみたくなった。少しだけ。

前作から登場した雨宮。うざい感じが誰かに似ているなと思っていたら、Vシリーズの紫子だ。これも伏線だったりするのかしら。まさかね。

新しい登場人物の紹介ページに「運動家」と書かれているのが面白いな、と思った。確かに運動をしているようだった。

徐々に、徐々に、ギリシャ文字関連の事件についての話が進んでいるのだけれど、まだ本題には入っていない感じ。展開が遅すぎてさすがに飽きてきた。もうGシリーズはこういうシリーズなのだと諦めた方がいいのかもしれない。今はもはや早く盛り上がってくれという気持ちよりも、早く読了して別のシリーズを読み始めたいという気持ちの方が強い。

 

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