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【ネタバレなし】乙一『シライサン』読了【感想】

乙一先生の4年ぶりの書き下ろし長編小説『シライサン』を読了しました。

僕が初めて好きになった小説家は乙一先生です。

当時、発売されていた小説は一通り全て読了しました。

中でも一番好きな作品は『暗いところで待ち合わせ』です。

そんな大好きな乙一先生本人が初の長編監督を務める映画原作として書かれたという本作。

読まないわけにはいきません。

もう乙一先生の新作を読むことはできないのかと思っていたので、発売するのを知った時には驚きました。

そんなわけで、発売日に購入してあっという間に読了してやりました。

あらすじや感想なんかを下記にまとめてみましたので、小説を読もうか、映画を観ようかと思っている人は参考にして頂ければと思います。

 

あらすじ

乙一4年ぶりの最新作&映画原作! その怪談を聞いた人間は――呪われる。
親友の変死を目撃した女子大生・瑞紀の前に現れたのは、同じように弟を亡くした青年・春男だった。何かに怯え、眼球を破裂させて死んだ二人。彼らに共通していたのはある温泉旅館で怪談を聞いたことだった。

出典元:https://www.kadokawa.co.jp/product/321906000246/

 

感想

お話自体はあらすじの通りで、よくある感じで特別に面白いわけではなかった。乙一さんの4年ぶりにホラー作品と聞いてちょっと期待しすぎたのかもしれない。乙一さんらしい言い回しなんかは健在だったので、下記に記載している「お気に入りに一文」は多めだった。乙一さんの小説はファンの間で「白乙一作品」と「黒乙一作品」に分類されることが多いけれど、本作は間違いなく、言うまでもなく黒乙一作品。

「怪談を聞くと呪われる」という設定は、この小説を読むことで、読者も呪われる条件を満たしているのではないかと思い、読んでいる内に段々と怖くなったのだけれど、どうやら意図はしていなかった模様。小説と現実の堺がわからなくなるような構成だったらもっと怖かったような気がするし、そうなることを期待して読んでしまった。「この小説を読んだあなたも呪われましたよ」というような。呪いの起源や解決法などについても、もっと深堀りしてほしかった。なんだか消化不良。

ただし、本作は映画の原作なので、映像で観るのが前提のお話であるように思う。原作として書き下ろしたのだから当然なのかもしれない。頭の中で想像しにくい描写も幾つかあったし、予告を見てみたら怖そうだったので、映画もチェックしてみたいと思っている。単純に乙一先生がどんな映画を撮るのかも気になる。

シライサンが、来る、、、

 

お気に入りの一文 

 

 

2020年1月10日に映画も公開

薄暗い通りを歩いていると、鈴の音が鳴り異様に目の大きな“それ”が近づいてきて、自分の名を知っている者を次々と襲う。新たな標的は、この怪談を聞いて“その名”を知ってしまった者たちだ-。 最初は、誰もが“ただの怪談話にすぎない”と思った。しかし“シライサン”はその話を知った者のすぐそばにいて、命を奪う機会を虎視眈々と狙っている… 主演は今最も注目されている女優・飯豊まりえ。シライサンの恐怖に立ち向かい、呪いを解くために奔走する女子大生を演じる。主人公とともに呪いの謎に迫る青年役に稲葉友。ほか、忍成修吾や谷村美月、染谷将太ら日本映画界を支える実力派が脇を固めシライサンとの対峙を熱演。 メガホンをとったのは稀代のストーリーテラー“乙一”こと安達寛高。オリジナル脚本で戦慄の衝撃作を作り上げた。

出典元:https://shiraisan.jp/