森博嗣さんは小説は、かなりの数が発売されている上に、たくさんのシリーズが存在している為、「どのシリーズから読み始めればいいのかわからない」という読者の方も多いのではないでしょうか。筆者もそうでした。
シリーズとシリーズに関連性があったりもするので、読む順番に気を付けないと本当の意味で楽しむことができません。さらには、短編集にもシリーズのアナザーストーリー的なお話も混ざっていたりするので、網羅しようとすると、これがなかなか大変なのです。
そこで、森博嗣ファンの筆者がオススメする森博嗣作品の読む順番をまとめてみました。基本的には刊行順に並べているだけなのですが、同時進行していた、しているシリーズもある為、そのへんはある程度シリーズごとに読めるよう、整理しました。
本当は刊行順に読むのが一番良いのでしょうけれど、筆者は同時に違うシリーズを読み進めるほどの脳みそがないので、1つのシリーズを読み終えたら、次のシリーズを読み始めるという形を採用しております。つまり、これはあくまで筆者のオススメですので悪しからず。
ちなみに森博嗣さん本人は読む順番について『100人の森博嗣』の中で、下記のように書かれております。
「シリーズの作品は、どれから読んでも良い。特に、さきにこれを読んでほしい、という希望はなく、好きな順に手にとってもらえれば良いと考えている。人はばらばらのものをあとから順番に並べ替える能力がある」
フェイズ1:S&Mシリーズ10作+短編集2作
1.すべてがFになる(S&M)
2.冷たい密室と博士たち(S&M)
3.笑わない数学者(S&M)
4.詩的私的ジャック(S&M)
5.封印再度(S&M)
6.まどろみ消去(短編集)
7.幻惑の死と使徒(S&M)
8.夏のレプリカ(S&M)
9.今はもうない(S&M)
10.数奇にして模型(S&M)
11.有限と微小のパン(S&M)
12.地球儀のスライス(短編集)
フェイズ2:Vシリーズ10作+短編集2作
13.黒猫の三角(V)
14.人形式モナリザ(V)
15.月は幽咽のデバイス(V)
16.夢・出逢い・魔性(V)
17.魔剣天翔(V)
18.恋恋蓮歩の演習(V)
19.六人の超音波学者(V)
20.捩れ屋敷の利鈍(V)
21.朽ちる散る落ちる(V)
22.赤緑黒白(V)
23.今夜はパラシュート博物館へ(短編集)
24.虚空の逆マトリクス(短編集)
フェイズ3:四季シリーズ4作
25.四季 春(四季)
26.四季 夏(四季)
27.四季 秋(四季)
28.四季 冬(四季)
フェイズ4:Gシリーズ8作+Xシリーズ3作+短編集1作
29.φは壊れたね(G)
30.θは遊んでくれたよ(G)
31.τになるまで待って(G)
32.レタスフライ(短編集)
33.εに誓って(G)
34.λに歯がない(G)
35.ηなのに夢のよう(G)
36.イナイ×イナイ(X)
37.キラレ×キラレ(X)
38.タカイ×タカイ(X)
39.目薬αで殺菌します(G)
40.ジグβは神ですか(G)
フェイズ5:百年シリーズ3作
41.女王の百年密室(百年)
42.迷宮百年の睡魔(百年)
43.赤目姫の潮解(百年)
フェイズ6:Gシリーズ2作+Xシリーズ3作+Wシリーズ5作
44.キウイγは時計仕掛け(G)
45.ムカシ×ムカシ(X)
46.サイタ×サイタ(X)
47.彼女は一人で歩くのか?(W)
48.魔法の色を知っているか?(W)
49.χの悲劇(G)
50.風は青海を渡るのか?(W)
51.デボラ、眠っているのか?(W)
52.私たちは生きているのか?(W)
53.ダマシ×ダマシ(X)
フェイズ7:Gシリーズ1作+Wシリーズ5作
54.青白く輝く月を見たか?
55.ペガサスの解は虚栄か?
56.血か、死か、無か?
57.ψの悲劇
58.天空の矢はどこへ?
59.人間のように泣いたのか?
フェイズ8: Gシリーズ1作+WWシリーズ3作
60.デミアンはそれでも一人なのか?
61.神はいつ問われるのか?
62.キャサリンはどのように子供を産んだのか?
63.Ωの悲劇