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【ネタバレなし】『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女』読了【感想】

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上巻あらすじ

月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルは、大物実業家の違法行為を暴く記事を発表した。だが名誉毀損で有罪になり、彼は『ミレニアム』から離れた。そんな折り、大企業グループの前会長ヘンリックから依頼を受ける。およそ40年前、彼の一族が住む孤島で兄の孫娘ハリエットが失踪した事件を調査してほしいというのだ。解決すれば、大物実業家を破滅させる証拠を渡すという。ミカエルは受諾し、困難な調査を開始する。

出典元:http://www.hayakawa-online.co.jp/

下巻あらすじ

ミカエルはハリエット失踪事件に関する膨大な資料を調べる一方、ヘンリックの一族のいわくありげな人々の中に分け入っていく。だが謎は深まるばかりで、助手が必要と感じた彼は、背中にドラゴンのタトゥーを入れた女性調査員リスベットの存在を知り、彼女の協力を得ることに成功する。二人の調査で明かされる忌まわしい事実とは? 幾重にも張りめぐらされた謎、愛と復讐。全世界を魅了した壮大なミステリ三部作の第一部。

出典元 :http://www.hayakawa-online.co.jp/

 

 感想

シリーズ1作目ということもあり、上巻のほとんどは登場人物の紹介などが大半を占めていたのだけれど、それでも十分に面白かった。下記にも「お気に入りの一文」として載せているけれど、作者のスティーグ・ラーソンの言い回しが好みなので、なんでもないようなシーンでも楽しむことができた。これが初めての洋書だったのだけれど、特に違和感は感じなかった。登場人物の名前や土地の名前が覚えにくいくらい。

下巻は上巻に比べると展開が早く、より面白かった。とはいえ、ほとんどが映画と同じ内容だったので、驚きなどはほとんどなかった。デヴィッド・フィンチャー監督の映画がよくまとめてある証拠なのだろう。それでも映像で観るのと、文章で読むのとでは、また違った面白さがあったし、より細かい内容を知ることができたので読んでよかった。次作の「ミレニアム2 火と戯れる女」も楽しみ。

 

お気に入りの一文